まず、この映像を見て欲しい。
http://youtu.be/1WMguK1kiv8
これは、我が専属ドライバー、アランパティーさんの素晴らしいスーパードライビングの映像です。
彼らの運転の仕方は凄い、何せクラクション鳴らしまくり!
そう聞くと、日本人の僕たちからすると、あまりいい感じはしない。
クラクション=文句、苦情、喧嘩
のイメージがあるからです。
昔、香港に行った時もそうでした。
先日も、中国では、対向車からの2人の女性ドライバーが、互いに道を譲らず、
その道をなんと1日封鎖してしまったニュースにも驚いたばかりだ。
日本でも、危ないので、つい鳴らしたら、人によっては睨み返してきたり、
感情をあらわにする人もいるでしょう。
そして、このインドも、そんなクラクションの嵐で、
気性の荒い運転を覚悟していたのです。
しかし。。。。
ふと気づくと、こういうメッセージが、車の後ろについているのがかなり目立ちます。
blow horn
sound horn
何と、「クラクション鳴らして下さい!」 という意味です。
どういうことか初め分かりませんでした。
そして、運転の様子をよく見ると、決して、"譲り合い"何てことは考えてないのです。
むしろ、突っ込むくらいです、バンバン抜かします。
そういうわりには、クラクション鳴らして下さいと言うのです?..
インド人のエスコートに「クラクション鳴らしてケンカにならない?」と、聞いてみると、
「ならない、逆に鳴らしてもらった方がいい。文句や、イチャモンつける人はいない。
だいたい、そんなことしても誰も聞いていない。」だそうだ。
なるほど、そういうことか!
クラクションを鳴らされて、イラつく我々とは思考がまったく違うのだ。
彼らは、クラクション鳴らされると
「お、クラクション鳴ってるね、邪魔なんだな、ちょーっと待ってろよー。今どくよ。」
抜かされると、
「おっと、先急ぐのね。どうぞどうぞ。」
抜かす時は
「ちょっとどいてくれえ、先行かせろよー」
クラクションを鳴らされている方は、まるで、ありがとうって感じにも見えるのです。
クラクション一つとってもインド人の感覚が、我々日本人や他の国の人間とは
まったく違うことがよくわかるのだ。
このニュアンス伝わるでしょうか?
次回はさらに深く入ります。
つづく
ん?
返信削除クラクションを鳴らすのが「邪魔だ、どけ~」ではなく、むしろ「ありがとう」だなんて・・
インドの社会では、どうやら私たちにはない、言葉では言い表せない感覚があるようですね。
譲り合い?でもなく、じゃあ、何なのか?
>このニュアンスわかりますか?
>次回はさらに深く入ります。
つづきがさらに気になります。